わかりやすい皮膚の構造★イラスト付きでかんたん解説

分かりやすい皮膚の構造イラスト スキンケア

皮膚の構造をイラストで分かりやすく解説しました。

皮膚は外部からのさまざまな刺激から体を守り、正常に保つ働きをしています。

皮膚構造や細胞の特徴、役割などをまとめてありますのでぜひご覧ください。

それではさっそくまいりましょー!

スポンサーリンク

わかりやすい皮膚の構造★イラスト付きでかんたん解説

皮膚の構造はこんな感じ 🙂

わかりやすい皮膚の構造イラスト
表皮皮膚の一番外側で外部からのダメージや異物の侵入を防ぐ肌内部の水分を保持する働きがある

厚さの異なる①角層②顆粒層③有棘層④基底層の4層に分かれる

厚さは約0.2㎜ほどしかない

真皮表皮の下にあり、肌の弾力やハリに深く関与している血管や神経、皮脂腺や汗腺など重要な器官が集まっているのも特徴
皮下組織皮下脂肪が大部分を占めるエネルギー源となる脂肪を蓄える、体温の保護、クッションなどの役割をもつ
汗腺(エクリン腺)ほぼ全身に分布して体温調節を担っているここから分泌される汗は約99%が水分で残りや塩分やアミノ酸、尿酸などの老廃物

暑い時や運動したときなどにかく、サラサラとした汗を分泌する

汗腺(アポクリン腺)毛包につながっており、ワキや性器周辺など特定の部分に分布しているここから分泌される汗は水の他にたんぱく質や脂質など、独特のニオイのもとになりやすい成分を多く含んでいる
皮下脂肪皮膚の下の脂肪真皮の状態に関与することが研究で明らかになった
皮溝(ひこう)皮膚表面にある多数の細かい溝溝に囲まれて丘のように高くなっている部分が皮丘(ひきゅう)

皮溝が交差しているところに毛穴があり、肌のキメはこの皮溝と皮丘の状態で決まる

皮脂腺毛包にあり、皮脂はここでつくられ肌の表面に排出される汗腺から分泌される汗と自然に混ざり合い、天然の保湿クリームと呼ばれる皮脂膜がつくられる
毛細血管皮下組織にある動脈や静脈から細かい血管が網目のように分かれて、真皮のすみずみまで栄養や酸素が届けられている
神経皮膚における触覚や冷温覚、痛覚などを感知して伝える

とくに表皮と真皮は合わせても約2mmほどしかありません。

具体的にはティッシュ1枚分くらいの厚さです。

わかりやすい皮膚の構造★表皮&真皮の詳細イラスト付き

皮膚の構造内をさらにくわしくみていきましょう。

表皮は角層、顆粒層、有棘層、基底層の4つに分けられます。

わかりやすい表皮と真皮のしくみ
表皮角層角層細胞がレンガ上に積み重なっている外部からの刺激をブロックし、水分蒸発を防ぐ
顆粒層ターンオーバーによって角層に変化する
有棘層基底層での細胞分裂によって生まれた有棘細胞の層免疫に深く関与するランゲルハンス細胞はここにある
基底層表皮の大部分を占める角化細胞を生み出すところメラニンをつくりだすメラノサイトもここにある血管から栄養や酸を受け取っている
真皮線維芽細胞があり、肌の弾力やハリを保つ線維質をつくる役割

表皮の一番外側にある角層はラップフィルム(約0.02㎜)ほどの厚さしかなくとってもデリケート!

また、表皮や真皮に生息する細胞たちの特徴は以下のとおりです。

細胞名特徴生息地
角化細胞
(ケラチノサイト)
基底層で細胞分裂し、形を変えながら約28日でその一生を終える細胞表皮(基底層~角層)
色素細胞
(メラノサイト)
紫外線から肌を守るためにメラニンをつくる細胞表皮(基底層)
ランゲルハンス細胞異物などがないかパトロールしている外敵を見つけると警報を鳴らし戦いに備える言わば見張り役の細胞表皮(有棘層)
脂腺細胞油をため込んで成長し、はじけることで皮脂になる細胞毛包内の皮脂腺
線維芽細胞コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など、美肌の源をつくる細胞肌のハリや弾力をキープさせることができる真皮

以上です。

ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました