遅刻する人に直接お話を聞いてみました。
なぜ遅刻してしまうのか、遅刻癖のある人はどんな心理状態であるのかを読み解いてきましょう。
遅刻する人の心理を読み解く!遅刻癖のある人に直接インタビュー!
今回協力して頂いた方はこちら!
- 東北在住
- 30代男性
- 自動車関連の会社勤務
遅刻に関する質問について会話形式で見ていきましょう。
会社での遅刻について
それでは遅刻に関する質問をしていきます。
よろしくお願いいたします。
まず、遅刻についてはどう思われていますか?
よろしくお願いいたします。
遅刻については、もちろん良くないことだと思います。
ただ場面による場合もあるかと。
例えばどんな場合ですか?
例えば、会社で働くときに、成果主義の場合は、5分、10分の遅れは問題ないと思っています。
自分は仕事で成果を出せる(会社に貢献できる)自信があるので、その遅刻が問題ないと考えています。
さらに会議や打ち合わせがないなど、他人への迷惑がかからない所もポイントです。
なるほど。
他人に迷惑を掛けず、かつ仕事ができれば(会社に利益をもたらすことができれば)、多少の遅刻は許されるという考え方ですね。
それでは時間通りにいなければならない窓口対応や受付での業務だとすればどうですか?
時間が仕事に直接かかわるような仕事であれば、遅刻は【悪】だと思います。
ありがとうございました。
まとめると、会社での遅刻について、Sさんの主張は、以下のとおりでした。
- 仕事が成果主義で個人プレーの(他人に迷惑をかけない)場合は遅刻も許されるべき。
- 時間が直接かかわる仕事である場合、遅刻は悪いことだと思っている。
待ち合わせなどの遅刻について
つづいては、待ち合わせなどにおける遅刻についてです。
友人との待ち合わせには遅刻しますか?
時間ピッタリか、少し遅れてしまうことが多いので遅刻してしまいます。
この遅刻についてはどう思われますか?
遅刻することは悪いと思っています。
この時は、約束の時間前に連絡するようにしています。
遅刻しないように工夫したりはしないのですか?
時間ピッタリに着くこと目指してしまうので、マージン(余裕)を取ることはあまりないです。
なんとかなる!と思って準備すると大抵遅れてしまうんですよね。
相手には悪いと思っているんです!
余裕をもったスケジュールにはしない
のですか?
時間ピッタリがベストだと思っているので、マージンを取ることはないです。(2回目)
遅刻は悪いと思ってるんですけど、約束の時間通り着けばよいので…。(以下、エンドレス)
………。
待ち合わせでの遅刻について、遅刻は悪いと言いつつ、マージン(余裕)を取らないという謎の毎ルールを頑固として譲らなかったSさん。
約束の時間前に着くように設定することを断固として拒否していました。
「約束の時間通り着けばいいんでしょ?」
こんな感じで、あまり悪びれた様子はありませんでした。
遅刻する人の心理を読み解いていこう!
前章のインタビューから、遅刻する人の心理を読み解いていきましょう。
1.遅刻を正当化するような発言やこだわりのマイルールがある
2.楽観的・時間を破ることに罪悪感がない
3.めんどくさがり
4.自分は損したくない
遅刻を正当化するような発言やこだわりのマイルールがある
遅刻は一般的に悪いと思いつつ、自分の遅刻は「悪くない」と正当化させようとします。
なにかストレスや苦痛を感じたとき、不安をやわらげるために、無意識に自分を守ろうとし、これを心理学の用語で「防衛機制」といいます。
自己正当化をする人は、ありのままの現実を受け入れられないため、「仕事ができるから、遅刻しても許される」という変換が起こってしまいます。
また、謎のマイルールをつくり、それを守るために「遅刻はしょうがなかった」と思い込む場合もあります。
つまり、【自分は悪くない】と思いたい心理から生まれる行動(言動)と言えるでしょう。
楽観的・時間を破ることに罪悪感がない
楽観的だからといって必ず遅刻するわけではありませんが、つい自分にとって都合のよい方向に物事を考えてしまうので、遅刻癖がある人が多いです。
なんとかなる。(なんくるないさ~※沖縄方言)
と考えているので、ギリギリの時間で設定してしまうのです。
また、
- 相手もきっと遅れて来るだろう
- 少しくらい遅れても、許してもらえる
と考え、「時間を守る」ということをあまり意識していないし、罪悪感もないのです。
さらに楽観的な人は、相手が遅れることにもあまり気にしないため、遅刻癖について悩んでいることに共感してもらうのは難しいかもしれません。
めんどくさがり
超がつくほどの「めんどくさがりさん」だと、遅刻癖を持つ可能性が高いです。
人によって考え方はさまざまですが、予定の直前になって「行くのが面倒くさいな」と思ってしまい、だらだらと準備したり、わざと遅れたりする人もいるのです。
損したくない
遅刻癖のある人は、損したくないという心理が働いている場合もあり、こんなタイプは要注意。
「早めに到着したら自分だけが待たされるのは嫌。損したくない。」
と考えているため、待ち合わせギリギリまたは、少しでも遅めに到着しようとしているので、毎回遅刻するのです。
「相手を待って損するくらいなら、遅刻した方がマシ」と考えていることも。
嫌な感じ~!性格悪すぎですよね。(笑)
正直な所、あんまり関わりたくないです。
相手の気持ちを考えることができない・想像できない
遅刻癖がある人は、相手の気持ちを考えられません。
または、相手の気持ちを想像できません。(ADHDにも当てはまる)
相手の気持ちを察するということは皆無で、常に自分の気持ちを優先してしまいます。
遅れるのは悪いと思っているタイプもいますが、自分の気持ちを優先してしまうので、いつまでたっても改善しないことが多いです。
遅刻癖もいつかは直るだろう…という気持ちは捨てた方がよいでしょう。
以上です。
実際に【遅刻する人】にインタビューさせて頂き、自分にはない考えや意見を知って、知見が広がったように思います。
今後、インタビューが増えれば随時更新していきます。
ありがとうございました。
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