
プラセンタとは、豚や馬の胎盤から抽出される栄養たっぷりの成分です。
そのほか、人の胎盤から取れるヒトプラセンタエキスや、プラセンタ類似物質などもあり、特徴はさまざま!
そんなわけで今回は、万能と言われる【プラセンタ】についてかんたん解説!
美容や健康の欠かせない知識のひとつとして知っておきましょう。
プラセンタとはどんな効果があるの?
プラセンタには、メラニンをつくるメラノサイトに働きかけ、メラニンの生成を抑える効果があります。

またターンオーバーを促すことで、シミのもとであるメラニンの排出も促進します。
一方で、プラセンタはクレオパトラも若さを保つために愛用していたと伝えられており、古くから医薬品として使用されてきました。
漢方薬などにも幅広く活用されています。
そして美白以外にもうれしい効果が!
肌荒れ防止 | 表皮の細胞が活性化され、肌表面が整う |
ハリ・弾力アップ | 真皮の細胞が活性化され、コラーゲンが増える
肌のバネが強化される |
乾燥ケア | アミノ酸の保湿効果で肌がうるおう |
そのほかプラセンタは、化粧品だけでなく、健康食品などへも配合されています。
実際にはプラセンタをそのまま使うのではなく、水を使ってプラセンタから肌に有効なさまざまな成分を抽出した「プラセンタエキス」が配合されます。
なぜプラセンタはこのように幅広い作用が考えられるかというと、根底に細胞代謝促進や血流改善、ホルモン調整、抗アレルギー作用などの働きがあるからです。
注射または経口摂取されたプラセンタ成分は、血行性に全身へ分布し作用するので、各組織でそれぞれの働きをします。
とくに細胞代謝促進や血流改善は、肌をキレイに保つために必要不可欠なもので、プラセンタはその目的に合致していると言えるでしょう。
プラセンタの種類と特徴
プラセンタの種類と特徴は以下のとおりです。
由来 | 表示名称 | 特徴 |
人(ヒト) | ヒトプラセンタエキス | 正常分娩後に得られるヒト胎盤由来エキス
EGFやFGFなど成長因子による細胞増殖や修復が期待できる 医療機関でのみ取り扱いが可能 |
豚(ブタ) | 【医薬部外品】
ブタプラセンタエキス1 プラセンタエキス(1) プラセンタエキス(2) 水溶性プラセンタエキス 油溶性プラセンタエキス 【化学】 プラセンタエキス サイタイエキス |
最も一般的に使用されている
抗生物質を与えずに飼育され、日本SPF豚協会の基準をクリアしたSPF豚の胎盤から抽出される 医薬部外品の有効成分 |
馬(ウマ) | 加水分解ウマプラセンタ
サイタイエキス |
他の動物由来のものより多くのアミノ酸が含まれている
ほとんどがサラブレッドから抽出されるため、希少価値がありとても高価である |
海洋性(鮭) | 加水分解サケ卵巣エキス | 魚卵の卵巣膜から疑似成分を抽出したもの
胎盤ではないため、成長因子は含まれていないが、卵を育てるためのアミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸が豊富 |
植物性(メロンなど) | メロン胎座エキス | メロンの胎座から抽出されるもの
発芽が起きる場所で、豊富な栄養素がある |

プラセンタ注射と内服について
プラセンタ製剤の投与方法は、医療で使用するヒトプラセンタであれば注射と内服があります。
注射は保険が下りる可能性(※自費診療の場合もあり)がありますが、内服に関しては自費診療となりますのでご注意ください。
頻繁に投与できるなら注射のほうが良いですが、毎日通院することはなかなかむずかしいですよね。
そんなときは、自宅で飲める飲み薬と併用することが最も効果的で継続できる方法と言えるでしょう。
【プラセンタのサプリ】
サプリについてくわしく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
そして一番は【継続】することです。
体感がないからと言って1~2ヶ月でやめてしまうのはもったいない!
とくに副作用などがみられないのであれば、半年以上は継続してがんばってみてください。
プラセンタを投与したいのであれば、医療機関でしっかり受診しましょう。
間違った理解や使い方をしなければ、一定の効果が期待できます。
気になる方は、取り扱いのある医療施設に相談してみてください。
以上です。
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ありがとうございました。