肌のうるおいには欠かせない【ヒアルロン酸】
今回は化粧品に含まれるヒアルロン酸の種類について解説します。
ひと言で【ヒアルロン酸】と言っても実は種類や特徴はさまざま!
ぜひ化粧品を買うときの参考にしてください。
それではさっそく参りましょう、ラインナップは目次からどうぞ 🙂
化粧品に含まれるヒアルロン酸の種類と特徴
化粧品に含まれるヒアルロン酸は、ニワトリのトサカなどの動物から得られる天然のモノと、微生物を使った発酵法(バイオ)で得られるものの2つがあります。
とはいえ、天然物は貴重で高価なため、一般的な化粧品には発酵法のものが多く使われているのが現状です。
また、分解してサイズを小さくしたり、特別な構造を結合させるなどして機能性を高めたりなど、さまざまな種類のヒアルロン酸がつくられており、特徴は全成分表示に記載された表示名で確認できます。
以下の表をご覧ください。
タイプ | 名称 | 特徴 |
基本タイプ | ヒアルロン酸Na | グリセリンとの併用が効果的
べとつき感が出てしまうこともある |
高保湿タイプ | アセチルヒアルロン酸Na(スーパーヒアルロン酸) | 少しだけ油とのなじみやすさを付加することにより、水を取り込む力を高めている |
カルボキシメチルヒアルロン酸 | ||
吸着タイプ | ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモ二ウム | イオンの力で肌に吸着し、洗っても流れにくい |
修復タイプ | 加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12-13)グリセリル | 油とのなじみやすさを付加し、バリア機能にアプローチする |
浸透タイプ | 加水分解ヒアルロン酸 | サイズを小さくしているので、角層の奥深くまで浸透する |

化粧品のヒアルロン酸★役割と使い心地
ヒアルロン酸はたった1gで2~6L(最大6,000倍)の水分を抱え込むことができる保湿成分です。
もともと人間の肌(真皮)を中心に存在し、水分をたっぷり含んでクッションのような働きをしています。(関連記事:わかりやすい皮膚の構造★イラスト付きでかんたん解説)
そしてヒアルロン酸の量が減ると、ハリや弾力が低下することが分かっており、若々しい肌を保つには必要不可欠な成分です。
ですが加齢により、体内で生成されるヒアルロン酸はどんどん減ってしまうのが研究で明らかになっています。
またヒアルロン酸は、少しの量でたくさんの水分をとどまらせることができるため、乾燥を防ぐのに最適です。
さらにとろっとしたテクスチャーで使い心地の調整にも貢献しています。
一方、化粧品に含まれるヒアルロン酸自体は粉状です。
化粧品に配合しやすいように1%水溶液が原料としてあり、それをそのまま化粧品として販売しているものもあります。
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以上です。
ありがとうございました。