スキンケア方法

【化粧品】着色剤の種類!よくわかる顔料&染料早見表つき

化粧品の着色剤(顔料&染料)

化粧品に使われる着色剤の配合目的は、化粧品や肌に色をつけて美しく見せたり、化粧品そのものの見た目を良くするため。

着色剤にはベニハナなどの植物から得られる天然の色素もありますが、代表的なのは無機顔料である酸化鉄や酸化チタンと石炭や石油のタール系の原料から化学合成でつくられるタール色素です。

 

【化粧品】着色剤の種類(顔料&染料)

化粧品に使われるタール色素には【顔料】と【染料】の2種類があります。

ちがいはこんな感じです 🙂

顔料 染料
粉のため粒子が大きく、皮膚表面の凸凹に深く入り込まない

密着がよわい分、色素が定着せずにおだやかに発色する

皮膚や粘膜に対して安全性は高く低刺激

粒子が小さいため皮膚表面の凸凹にしっかり入り込む

ぴったり密着するため鮮やかに発色するが、皮膚や粘膜に色素沈着してしまう場合もある

粘膜に対して安全性は低めで刺激があるものもある

顔料は基本的に安全で、染料はアレルギーのリスクがあることを覚えておきましょう。

また染料には酸性、塩基性、油性、建染(たてぞめ)の4種類があります。

酸性染料

酸性になると発色する

皮膚は弱酸性なので化粧品に最もよく配合される

塩基性染料

アルカリ性になると発色する

基本的に化粧品には配合されない

油性染料

油そのものを染色するもの

すでに油を染色した状態で使われるため比較的安全

建染(たてぞめ)染料

酸化還元反応で発色するもの

化粧品には基本的に配合されないが、まれに使用されているものもある

染料は肌の上で化学反応を起こし、角質などのたんぱく質と結合してアレルギーを発症する場合があるため注意が必要です。

 

化粧品に含まれる着色剤★タール色素の色番号別早見表(顔料&染料)

タール色素は、厚生労働省が認めた「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令」として、安全性が確認されている83種類の法定色素のみが使用できます。

【色+数字】で表示名が決められており、とくに肌が弱い人は極力染料を避け、顔料が使われているものをえらぶと良いでしょう。

色種別 顔料 染料
201 2(酸)
202 3(酸)
203 102(酸)
204 104-(1)(酸)
205 105-(1)(酸)
206 106(酸)
207 213(アルカリ)
208 214(油)
219 215(油)
220 218(油)
221 223(油)
228 225(油)
404 226(建)
405 227(酸)
230-(1)(酸)
230-(2)(酸)
231(酸)
232(酸)
401(酸)
501(油)
502()
503(酸)
504(酸)
505(油)
506(酸)
3(酸)
201(酸)
202(油)
204(油)
205(酸)
401(酸)
402(酸)
404 1(酸)
2(酸)
201(建)
202(酸)
203(酸)
204(建)
205(酸)
403(油)
203 201(油)
204 205(酸)
401 206(油)
207(酸)
402(酸)
403(油)
205 4(酸)
401 5(酸)
201(酸)
202-(1)(酸)
202-(2)(酸)
203(酸)
204(酸)
402(酸)
403-(1)(酸)
404(油)
405(油)
406(酸)
407(酸)
201(酸)
201(油)
401(酸)
401(酸)

(酸):酸性染料、(アルカリ):塩基性染料、(油):油性染料、(建):建染染料(酸化染料)():種類不明

 

以上です。

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ありがとうございました。

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