
今回のテーマは【ブルーライトと日焼け(肌)の関係】

こんなふうに思っているあなたも、いつのまにかスマホやパソコンのブルーライトで肌が老化しているかもしれません。
というわけで、この記事ではブルーライトと日焼け(肌)の関係について、最近の研究等もふまえまとめてみました。
それではさっそく参りましょう、ラインナップはこちらです。
ブルーライトで日焼けするのは嘘じゃない!
ブルーライトは紫外線、近赤外線と同様、肌の老化を進行させます。
なぜならブルーライトは太陽光(紫外線)とほぼ同じ波長であり、肌の奥にある真皮に悪影響をおよぼす可能性があるからです。
いっぽう、

こんな風に言われてしまうのは、おそらく光のつよさが関係しています。
パソコンやスマホから出るブルーライトの光のつよさは、太陽光の1/100程度と言われています。
よって「そんな弱い光じゃ肌(日焼け)に影響しない」と考える人もいるからです。
しかし近年のさまざまな研究で、やはりブルーライトは肌に悪影響を及ぼすことが明らかになってきました。(第3章参照)
したがって外に出てなくても、パソコンやスマホを使う時間が長い人は日焼け止めをぬることをおすすめします。
ブルーライトと太陽光の波長比較
ブルーライトは、目に見える光・可視光線の中で最もエネルギーの強い光です。
光には波長があり、その波長が短いほどエネルギーは強くなります。
ブルーライトの波長は380〜500mmで、日焼けを起こす原因として知られる紫外線に近い領域です。
厳密にいうと、紫外線は波長の長さによってUVA、UVB、UVCの3つに分類され、ブルーライトはUVAに近い波長といえます。
UVA
波長(400~315nm) |
UVB
波長(315~280nm) |
UVC
波長(280~100nm) |
地表に届く全紫外線の約95%を占める
雲や窓ガラスも通り抜ける UVBより波長が長くエネルギーは弱いが真皮まで届く サンタン(即時黒化)の原因 |
地表に届く光線量は少ない
UVAよりエネルギーがつよく、表皮に炎症を起こす 波長が短いため、届くのは表皮まで |
オゾン層に吸収されるため、ほとんど地表には届かない
細胞を破壊する有害な作用をもつ強い紫外線 |
肌への影響:シワ、たるみ、シミ | 肌への影響:日焼け、シミ | 肌への影響:なし(地表に届かない) |
ブルーライトのように、可視光線の中でエネルギーの高いごく一部分のものを高エネルギー可視光線(HEV)と呼びます。
この高エネルギー可視光線は太陽からも放出されているので、私たちは日常的にブルーライトを浴びているのです。
〈関連記事〉
紫外線UVのちがい★UV3種類(UVA・UVB・UVC)解説
一方、パソコンやスマートフォン、蛍光灯やLEDなどのデバイスにもブルーライトが含まれています。
とくにパソコンやスマートフォンのブルーライトは身体に悪影響をおよぼす危険性が示唆されており、厚生労働省のガイドラインでは「1時間のデジタルディスプレイ機器作業を行った際には、10~15分程度の休憩をとる」ことが推奨されています。
(引用:情報機器作業における労働衛生管理ガイドライン‐厚生労働省)
日焼け(肌)とブルーライトに関する研究
ここでさらに、ブルーライトと肌に関する研究についてのご紹介です。
研究内容や方法はさまざまですが、基本的にはブルーライトは肌に悪影響を及ぼすことが立証されつつあります。
自然光に含まれる紫外線(UV)によって肌内部では活性酸素が発生し、エイジングや発癌の要因となっています。
では人工の光は肌にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
マウスを用いた実験にて人工の光を、青色、緑色、赤色、遠赤外線などの種類別に照射し血液検査を行ったところ、青色の光のみ血液内のミトコンドリアにて酸化ストレスを発生させることがわかりました。
これらの結果は、ブルーライトが紫外線同様に活性酸素を発生させ皮膚老化を起こすことを示唆しています。
引用:ブルーライト研究会
資生堂は、肌の酸化ストレス※1を高精度に可視化できるバイオフォトン(UPE)※2測定技術と、皮膚中成分の分析により、太陽光強度のブルーライトが肌に悪影響を与えることを確認しました。
太陽光中のブルーライトは、室内の照明やパソコンやスマートフォンなどから発せられるブルーライトと比較して、圧倒的に強度が高く、肌に酸化ストレスを与え、皮膚中の肌トラブルの原因となる成分(過酸化脂質)を増加させます。
また今回、当社が開発してきたブルーライトをカットする技術の効果を可視化することにも成功しました。今後、得られた知見を活用し、ブルーライトから肌を守り、健やかで美しい肌へ導く製品開発を進めていきます。
※1紫外線ダメージなどにより酸化ストレスが高まると、肌本来がもつうるおい、透明感、ハリなどを保つ機能が低下します。
※2バイオフォトン(UPE (ultraweak photon emission)): 生体から発する目には見えない極めて微弱な光のこと。酸化ストレスに伴い増加することがわかっています。引用:資生堂
夜間にブルーライトを浴びると体内時計であるサーカディアンリズムが乱れ、肌修復が妨げられることを初めて実証しました。
- 日中:体に“起きて活動する時間”を認識させる
- 夜間:体に“起きて活動するべき時間”と錯覚させ、本来の夜間のリズムを乱す
引用:エスティローダー
※エスティローダー:アメリカ合衆国に本拠を置く化粧品・スキンケア用品・ヘアケア用品・香水の世界的な製造および販売メーカー
ブルーライトカットおすすめ日焼け止め10選
ブルーライトカットのおすすめ日焼け止めはこちら 🙂
基本的には外で使用する日焼け止めと同じでOKです。
日焼け止めメンズ
おすすめ |
値段
(楽天最安値) |
ビオレ UV アクアリッチ ウォータリージェル(90ml) |
685円 |
スキンアクア スーパーモイスチャージェル(110g) |
740円 |
ニベアメン UVプロテクター(40ml) |
940円 |
ヌル パーフェクトウォータープルーフ 日焼け止めジェル40g |
2,017円 |
リサージメン UVプロテクターパーフェクト 50g |
2,228円 |
UVイデア XL プロテクショントーンアップ 30ml | 2,230円 |
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルクa 日焼け止め ウォータープルーフ(60ml) |
2,475円 |
できればSPAなどが高めのものをえらぶとよいでしょう。
ちなみにこのなかでとくにおすすめなのはビオレ UV アクアリッチ ウォータリーエッセンス(50g)
水みたいにスッとなじむし、白くならないのがお気に入りです 🙂
〈関連記事〉
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以上です。
太陽も含めブルーライトからもしっかり肌を守りましょう。
ありがとうございました。