
40代を過ぎると気になりはじめる人が急増するのが【加齢臭】
身だしなみ的な観点からもしっかり押さえておきたいポイントです。
今回はとくに加齢臭対策にうってつけの食べ物について解説していきます。
今日からできる【加齢臭対策】
ぜひ実践してみてください。
加齢臭対策に役立つ食べ物&NGな食べ物
加齢臭に関連する食べ物は以下のとおりです。
加齢臭対策に役立つOK食べ物 | 加齢臭を促すNG食べ物 |
ビタミンC(キウイ・イチゴ・レモン)
ビタミンE(アボカド・アーモンド) ポリフェノール(緑茶・甜茶・ブルーベリー) 食物繊維(ゴボウ、キャベツ) 植物性乳酸菌(味噌、ぬか漬け) |
動物性脂肪(肉類、バター、生クリーム)
アルコール(ビール、焼酎、サワー) 糖質の多いお菓子・飲料(チョコレート、ジュース) |
そもそも加齢臭の原因とは?
加齢臭の原因は【ノネナール】という成分です。
ノネナールは、皮脂の中に含まれる物質で、加齢臭特有のニオイの正体であり、青くさく、古い油のような独特のニオイをもっています。
40代を超える頃から増え始め、加齢臭の原因となるのが【ノネナール】という成分なのです。
つまり、食べ物によって加齢臭を抑えるときのポイントは「ノネナールを減らすこと」になります。
これがすべての基本になりますので、ぜひ覚えておきましょう。

それには、ノネナールの生成に関わる物質を防ぐことです。
パルミトレイン酸と過酸化脂質が反応して生成されるのが「ノネナール」となります。
そしてパルミトレイン酸の生成には脂質が、過酸化脂質の生成には脂質と活性酸素が関わっています。
①生成⇒ | ②生成⇒ | ③加齢臭の原因 |
脂質 | パルミトレイン酸
脂肪酸の一種で加齢とともに体内で増える |
ノネナール |
脂質 | 過酸化脂質
中性脂肪やコレステロールなどの脂質が、活性酸素によって酸化されたもの
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活性酸素
ほかの物質を酸化させる力が非常に強い酸素のことで老化や病気の原因となる |
したがって、原理的には脂質、パルミトレイン酸、活性酸素、過酸化脂質がなければ、ノネナールは生成されない(=加齢臭はしない)ことになります。
ここでもう一度おさらいです。
加齢臭対策として食べるべき食材、できるだけ避けたい食材を以下にまとめましたので参考にしてください。
【加齢臭対策に役立つ食べ物】
栄養素 | 効果 | 加齢臭を抑える食べ物 |
ビタミンC | 加齢臭対策で活躍するビタミンEをサポートしてくれるのがビタミンC
ビタミンEは、脂質の身代わりとなって自分が酸化し、酸化されたビタミンEは、抗酸化力を失うが、ビタミンCが一緒にあると、ビタミンEは復活して、再び抗酸化力を取り戻すことができる 食べ物からビタミンEとビタミンCをセットで摂取していると、過酸化脂質の増加にしっかり対策できる |
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ビタミンE | ビタミンEは過酸化脂質の増加を防ぐために活躍してくれる
脂質が活性酸素によって酸化されそうになったとき、ビタミンEは脂質の代わりに自分が身代わりとなって酸化される |
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ビタミンB₆ | たんぱく質の代謝に必要となる |
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ポリフェノール | 緑茶エキスや甜茶エキスから抽出されたポリフェノールには、加齢臭の正体である【ノネナール】への高い消臭効果があることが研究で明らかになっている
ポリフェノールは、ブルーベリー、ぶどう、大豆、ゴマなどさまざまな植物に含まれている |
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食物繊維 | 食物繊維は、脂質の吸収を穏やかにしてくれる
食物繊維は「腸の掃除役」として腸内環境を整え、生活習慣病の予防にも役立つ |
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植物性乳酸菌 | 取り過ぎた脂質を蓄積せずにしっかり排出するためには、腸内環境を整えることが大切
動物性脂肪を摂取せずに乳酸菌を体内に取り入れることができる 植物性乳酸菌は生きて腸に到達する可能性が高く、より強い整腸作用が期待できる 一方キムチにも植物性乳酸菌が含まれているが、辛いものを食べると刺激で体臭がひどくなる体質の人がいるので注意が必要 |
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【加齢臭を促すNG食べ物】
加齢臭の原因となる食べ物 | 具体例 | 特徴 |
脂っぽい食べ物
(脂質を多く含む) |
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動物性脂肪は、体内に中性脂肪やコレステロールなどの脂質を増やしてしまう |
甘いものや高GI食品
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糖質を取り過ぎると、中性脂肪が上昇する原因となる |
アルコール
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過剰な飲酒は、体内の活性酸素を増やす
肝臓がアルコールを分解するときに、活性酸素が発生する |
加齢臭のほか気になる体臭対策と摂りたい食べ物
そのほか加齢臭でなくとも、若いうちから体臭がきつくなることもあり、原因は
- 動物性たんぱく質の摂りすぎ
- 便秘
などがあります。
予防対策については以下にまとめましたので参考にしてください。
体臭の原因 | なりやすい人 | 対策 |
動物性たんぱく質の摂りすぎ | 野菜が苦手または嫌いな人
肉類や乳製品などタンパク質を中心に食べることが多い人 |
肉類や乳製品を控えめに、野菜のおかず(副菜)を2皿以上食べるようにする
食物繊維が豊富な野菜や海藻を食べる タンパク質の代謝に必要なビタミンB6を積極的に摂取する ビタミンB6はマグロ、カツオ、レバー、バナナ、卵、きな粉、ごま、大豆などに含まれているので、タンパク質を摂る時は、一緒に摂取するのが理想 |
便秘 | 便秘体質の方や腸内環境が悪化している人
偏食な人や小食の人も便秘になりやすい |
乳酸菌などの善玉菌や善玉菌のエサになるオリゴ糖、食物繊維をたくさん摂り、腸内をきれいにする
乳酸菌(ヨーグルト、チーズ、味噌、塩麹) オリゴ糖(ごぼう、玉ねぎ、大豆) 水溶性食物繊維は野菜や果物、芋類、豆類、海藻類に多く、ごぼう、切り干し大根、バナナ、りんご、みかん、里芋、納豆、わかめ、もずく、寒天などがおすすめ 不溶性食物繊維は野菜や豆類、キノコ類に多く、ごぼう、切り干し大根、さつまいも、インゲン豆、おから、まいたけ、エリンギなどがおすすめ ごぼう、切り干し大根は、不溶性食物繊維も水溶性食物繊維もどちらも多く含まれている |
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ありがとうございました。